箱根駅伝でほとんどの選手が履いていたヴェイパーフライ。
このヴェイパーフライについて詳しく述べられているnoteがありました。
箱根駅伝にみるシューズ事情
— F・Shokai【藤原商会】 (@F_shokai_RC) January 7, 2021
〜レーシングフラットはこのまま絶滅してしまうのか?〜です。
今回は絵も描来ました。https://t.co/zPruwO50XY#箱根駅伝2021 #ナイキ #ヴェイパーフライ #アルファフライ
卓球の用具選びと同じで、
「良い」と言われているのは、どの側面を切り取っているのか?
その弊害は何なのか?
という視点を持てなければ、失敗して痛い目に遭います。
…まぁ、卓球界隈はラケット・ラバー選びについてのリテラシーが高いと思いますので、そんなことは常識の範疇かと。
だから、前置きとしてヴェイパーフライを引用させていただいたわけですが。
さてさて本題に入らせていただきますが、
身体操法界隈では、
「〇〇はアクセル・△△はブレーキ」
という表現が用いられています。
先に述べますと、
…まぁ、悪いことではないと思いますよ?
ですが、
使い所を誤らないように細心の注意を払いましょう。と言いたい。
古武術では、
「踵アクセル・爪先ブレーキ」
という言葉が使われていますが、
それは、
前方に進む際における、重心移動の身体感覚ですよ。
っていう話なワケです。
2年前くらいから同じことを仮説として立てていましたが、やはり合っておりました(ドヤァ!)
ですので、
ボールを打つときに「踵アクセル」という言葉が適応されるわけではない。
「足関節(足首)を伸ばす力で地面を叩く」という観点から評価すれば、『爪先アクセル』と言えるハズである。
このように、
「~はアクセル」「~はブレーキ」
みたいな抽象的なアドバイスを聞いた際は、
何をもってアクセルであり、ブレーキとなるのか?
を考えながら取り入れないと、場合によっては貴方の足枷になりかねません。
自分の筋力によるものなのか?
関節の働きによるベクトルを指しているものかのか?
地面反力や重心移動など、筋肉とは関係の無い「他所からの力」を借りることを指しているのか?
…ぶっちゃけ観点次第で、いくらでも、何とでも言えてしまうわけです。
【短距離選手の前腿は細い方がいい?(ブレーキ筋とアクセル筋の実際)】
— Sprint & Conditioning (@sprint_H) May 14, 2020
・ブレーキ筋、アクセル筋という言葉が一時期流行ったような気がしますが、前腿も腿裏もアクセルであり、ブレーキでもあるはずです。
・前腿では大腿直筋のサイズはとりあえず大事そうです。https://t.co/WpMMB5oNyp pic.twitter.com/UGzKhLDUlN
だからこそ、
どのような側面から語っている表現なのか?
を知るべきだと思いますねん。
聞き齧りの知識を押し付けるのは、相手の身体感覚を狂わせてしまい兼ねません。
マヂで、
「〇〇はアクセルで、△△はブレーキ」
なんて、いくらでも言えちゃうからね?
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