ペン粒が古武術卓球を独学してみたが、(布袋卓球アカデミーに入会したので)独学じゃなくなった。

2020年03月


この姿勢の講習会で、私が質問した内容になります。

古武術やヒモトレではよく、「身体が繋がる」「身体がまとまる」といった言葉が用いられています。


images (52)



姿勢の講習会の際に、講師のパーソナルトレーナーさんが「身体がまとまっているので~」とおっしゃっていたので、

私は、古武術の身体操法を卓球に落とし込む勉強をしていて、その古武術では「身体がまとまると…」という表現が使われていますが、
『身体がまとまっている というのは、具体的にどのような状態を指すのですか?』
という質問をしてみました。



その回答として、

「身体がまとまっている状態」というのは、解剖学的に解明されていない。

人に分かりやすく伝えるための、表現のひとつ。
(これは私の解釈です)

というものでした。



一般的に使われている言葉で、「身体がまとまっている状態」に近いものがあるとすれば、

パワーポジション

アスレティックポジション

または、「統一体」とも言えます。
とのこと。


※パワーポジション等は定義付けされているようで、
Screenshot_20200222-215010_YouTube
Screenshot_20200222-215054_YouTube

Screenshot_20200222-215107_YouTube
Screenshot_20200222-215122_YouTube

Screenshot_20200222-215140_YouTube
こういう姿勢のことを指すようですが、


この「身体がまとまっている状態」というのは、『すぐに動き出せる状態』を指しているそうですので、
この記事においては、上の画像のように決まった姿勢ではありません。
(古武術では「居着かない」という言葉が、当てはまりそうです。)


ジャンプさせる際に、「〇〇関節を~させて」「〇〇筋に力を入れて」みたいな細かいこと言っても上手くいかないから、
代わりに「飛べ!!」と単刀直入に言うように、

誰でも分かるような表現として、
「身体をまとめる」と用いているそうです。



livedoorブログの卓球カテゴリにて人気を誇る「しろのたつみ」さんが、このような記事を書かれていました。

49





私としては、早さと威力の両立は、
「スポーツの土台」となる姿勢が、大きなウエイトを占めると考えています。



猫背(骨盤が後傾)だと、「下半身の力」と言われるもののメインとなるハムストリングスが働き難くなりますし、


猫背は、腰を回す動作の可動域も狭くなります。


猫背によって、背骨の生理的湾曲が崩れてしまうと、肩甲骨が本来在るべき位置からズレてしまい、前鋸筋という筋肉が働きにくくなりますし、

背骨の胸の辺り(胸椎)が捻れてくれなければ、運動連鎖の妨げとなり、地面反力を貰ったエネルギーがスイングへと繋がってくれない。


姿勢が改善されるだけで、これだけの利点があるわけでして。
(というか、マイナス地点に堕ちているところから、本来居るべき「±0」に戻っただけというのが、適切な表現なのですが…)


それに加えて、
こういうことが、「無意識に」「自覚無く」当たり前のように出来るから、
“力感なく、強いボール”が打てていると思うんです。


誤解の招く表現になりますが、

「強くインパクトしたくなくても、強くインパクトしてしまう」状態という土台があれば、
49
自然と、早さと威力は両立してくれるので、


その上で、
このような練習を積み重ねることで、トップ選手に近付けるようになるのではないですか?








8ef9d98c









Screenshot_20200317-205223_Twitter
Screenshot_20200317-205128_Twitter

背中と言いつつ、

Screenshot_20200317-205027_Twitter
Screenshot_20200317-205204_Twitter

38

12

めっちゃ、にある「前鋸筋」を押さえてますやん。







IMG_1584446986369
Screenshot_20200317-205105_Twitter
Screenshot_20200317-205128_Twitter


IMG_1584446986369~01
10



39


細かいことになりますが、前鋸筋は身体の表層にあるアウターマッスルです。“肩甲骨を安定させる=インナーマッスル ”と勘違いされがちですが…


IMG_1584448850144

727ac226
e9e80901


私が、人に前鋸筋の使い方を教える際には、
「耳と肩を遠ざけるように、を伸ばしながら、肩を下げて!」とアドバイスしています。
そしたら、勝手に脇が締まっちゃうんですけどもね。




私自身が前鋸筋を使う際には、前鋸筋部を卑しく擦っています。セクハラ行為OKな人に対しては有効な対人アプローチだと思います。




ちなみに、前鋸筋へのアプローチを行うヒモトレはこれ。



Screenshot_20200317-215706_YouTube
Screenshot_20200317-215718_YouTube
前鋸筋を使って肩甲骨を安定させることが出来れば、こういったことが可能になります。



また、古武術卓球では、前鋸筋を働かせるために「肘下」というアプローチを行っています。
(前鋸筋以外の筋肉も働かせているっぽいけども)
50
13
34
07







Screenshot_20200317-205204_Twitter
Screenshot_20200317-205212_Twitter

マハールさんは「前鋸筋」を使って、
肩甲骨外転を伴った、肩関節水平内転で打ちましょう。って言いたいのでしょう。


Screenshot_20200317-220210_Twitter
Screenshot_20200317-220233_Twitter
Screenshot_20200317-220241_Twitter



 

しかし、前鋸筋のことを
Screenshot_20200317-205223_Twitter
Screenshot_20200317-205128_Twitter
Screenshot_20200317-220210_Twitter

「背中の筋肉」と言ってしまうと、
Screenshot_20200317-220910_Twitter


馬鹿正直さんたちは広背筋ばかり使ってしまって、
images (62)


前鋸筋を使うことが出来ない。
images (63)
Screenshot_20200317-205204_Twitter



馬鹿正直に「背中にある 広背筋」を意識して脇を締めても、

Screenshot_20200317-220953_Twitter
Screenshot_20200317-220930_Twitter

元気玉みたいなソーラービームは再現出来ません。








ほんこれ。


23
4efee8dd




『上手い人が言っているから正しい』のではなく、

『上手い人が言っていることを 正しく理解する』ことが、大切ではないでしょうか?

bd37ee23





ちなみに自論として、
「腰を回す動き」を行う際には、前鋸筋も働いてなければならないと思っていまして、

いくら腰を回して水平回転のエネルギーを生んだとしても、前鋸筋を使って肩甲骨を安定させることが出来なければ、水平回転で生まれた勢いを肩から先に伝えることが出来ず、結果的に「腕だけでラケットを振らざるを得なくなる」と考えています。
(古武術では、「身体が繋がっていない」「身体の繋がりが切れる」と例え方をします。)


外見上「腰を回して」いるのに、
やっていることは「手打ち」とな!!







バドミントンで、シドニーオリンピック日本代表になった方の動画です。

Screenshot_20200214-010215_YouTube






一年半くらい前に、この動画を見た際は、

「膝で動け!」みたいな言い方したら、大腿四頭筋メインの動作と勘違いする人が出てくるじゃねえか。
images (49)

と思ったものですが、

今見返してみたら、


股関節の角度を、膝関節より深く曲がるようにして、ハムストリングスを使える姿勢にしとけ!
30

地面反力を上手く貰いなさい!
ってこと。

「動きが遅い人」「そうではない人」の違いの説明を、下の動画に当て嵌めますと、
がねさん と Xiaさんの、二重跳びの違いです。

小学校の授業で縄跳びさせられたと思いますが、二重跳び出来ない子は、地面反力を貰い方を体得出来てない印象です。
実際に出来る子と出来ない子を見比べる機会があったのですが、出来ない子は、地面に接地したタイミングで膝が潰れてしまって、地面反力を貰うタイミングを逃してます。


重心移動が出来るようにしろ」ということです。
動画では“体重移動”とおっしゃっていますが、実際の動作は重心移動です。
体重移動と重心移動は、全く違う動きです。


母指球で蹴れ」とのことですが、
35

あおり動作というものを知らずに、彼女の言葉を鵜呑みにし過ぎると、結果的に地面反力を逃す恐れがあります。


総括しますと、
ハムストリングスをメインで使えるようになれ。
地面反力を効率良く貰いなさい。
重心移動を活用しなさい。
母指球で蹴り出しなさい。(あおり動作に基づくことが大前提)

の、四点でしょうか。



7:50のフットワークだと「重心移動の要素が強い動き」になってしまい、瞬発的に動き出せません。
8:00のよう、重心移動に加えて、地面反力による体重移動も使い、より早く目標位置に到達しましょう。
(重心移動だけ、体重移動だけ、ではなく、「重心移動+体重移動」でより素早く動く。)

2e6c0118
935554c8



井川さんのおっしゃっていたことは、

☆ハムストリングス使え
☆重心移動を活用しろ
☆地面反力による体重移動も加えろ

と、

images (49)

この本に書かれていた、『瞬発力を構成する要素』をちゃんと押さえていましたが、
主観的で「正しく伝えられにくい表現」が多く、他競技の動作を引用しながらも、実際の定義と異なる言葉をチョイスしてしまっている箇所も、散見しました。






23

これと同じことを、井川里美さんの動画から感じました。










まずは、これを読まれてください。

「アンチ・ワンポイントレッスン動画」という考えに辿り着いたのは、バルサミコさんによるものですが、

私の考えの礎になっているのは、このJIDAIさんのブログ記事です。

11






当記事は、「指導者の言葉を信じるな」というワードに纏わる、野球の話です。


43

20


Screenshot_20200213-214433_YouTube

Screenshot_20200213-214735_YouTube
Screenshot_20200213-214747_YouTube
Screenshot_20200213-214806_YouTube
53


Screenshot_20200213-214815_YouTube





ちょっとした笑い話として聞くのも面白いです。撮影スタッフみたいに、思わず笑ってしまう。


「最短距離で~」云々の他にも、
「ダウンスイングで打て!」と言いながら、実際に披露したスイングが、アッパースイングだった。
という話を、以前目にしたことがあるのですが、未だに見つからない。

55




殖栗さんの動画で、王さんがバッティングでやっていた解説がされています。



Screenshot_20200213-223033_YouTube

Screenshot_20200213-223526_YouTube
Screenshot_20200213-223606_YouTube
Screenshot_20200213-223618_YouTube
Screenshot_20200213-223802_YouTube


Screenshot_20200213-224038_YouTube
Screenshot_20200213-224028_YouTube
Screenshot_20200213-224057_YouTube

Screenshot_20200213-224613_YouTube
Screenshot_20200213-224924_YouTube




このように、上手い人が言ってることを鵜呑みにするのではなく、




45




「何を意図しているのか?」を理解することが大事で、

感覚だけでは真似できないポンコツは、学術的なところから理解して、
28
反復練習によって、感覚に落とし込む必要があるのではないでしょうか?


↑このページのトップヘ