ペン粒が古武術卓球を独学してみたが、(布袋卓球アカデミーに入会したので)独学じゃなくなった。

2019年11月


ヒモトレヲ、卓球ニ活用ス。

これが「ヒモ卓球」です。


具大的にどないやねん、という方は、弊ブログのヒモ卓球カテゴリをご覧下さい。


2週間ぶりの更新です。
率直に言うと、やる気が出ませんでした。
ネタはいっぱいおっぱい僕元気なんですけどね。



さて、WRMの下川さんのFacebookにて、このような発表がありました。

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たしか、WRMさんの決算セールは6月だったよーな気が。

毎年その時期になると

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っていう、同じようなメールが届くんですよね。


ということは、7月までには「ヒモ卓球」DVDが発売される予定であると。

楽しみで仕方ないでごんす。


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最近出版された本なのですが、通っている図書館に置いていました。
マニアックなジャンルだから出版されてすぐに入庫されるとは思っていませんでした。住んでいる地域にも物好きはいらっしゃるんですね。


著者の高橋佳三先生が講師をされている身講習会の『京滋身体操法研究会』の内容が掲載されていて、“身体の使い方の基本”が紹介されています。


例えば、古武術卓球に必要な『強い立ち姿勢』を構成する骨の積み上げだったり、





WRMさんから発売されている身体スピードDVD古武術卓球メソッドDVDは、布袋先生が高橋佳三先生から身体の使い方を教わったものを卓球動作に落とし込んだものですので、
(NHK放送講座のマガジン本のように)DVDの参考書として購入されると有効に活用出来るでしょう。



本の一部になりますが、
肩甲骨の位置ひとつでパフォーマンスが変わるという例を。

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前鋸筋と肩凝りの関係というページを見ていただけると分かると思いますが、
この動画のように肩甲骨を下げる(本来在るべきの位置に戻す?)ことで前鋸筋が働き、股関節と連動出来るようになるわけなんですけど。

私個人としては、前鋸筋を働かせられることが「手打ちの矯正」だと思っています。



また、ワンポイントレッスン動画のなかにも、身体の使い方という視点から読み解くこともでき、

この動画の『大袈裟なバックスイングは無駄!』っていうアドバイスは、

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肩甲帯の強いポジション保持してスイングしましょう。わざわざ崩すような真似すんなよ?」って事なのではないでしょうか。
(動画の肩甲帯についても本で紹介されています。)




前述したような感覚が身に付いていて、無意識・無自覚で行える人間が所謂「天才」「センスがある」と言われるのでしょうね。
(裏を返せば、土台となる身体感覚が無いまま卓球の専門動作を練習してても上手くなりようが無いですよね?)

私は、いくら練習頑張っても上達しないポンコツ層を対象に、「センス」と言われるものを後天的に身につけさせることで人並みに卓球が上手くなるような活動をしたいと思っています。
その活動の一環として、『アンチ・ワンポイントレッスン動画』をテーマに掲げてブログを運営しています。

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↑ここまでストイックにならなくても、音痴の人からすると人並みに歌えるようになるだけでカラオケに行くのも楽しくなるじゃないですか?
ポンコツ層の方たちをそのレベルまで引き上げて、「卓球上手くなるの楽しい!」と思ってもらえるようになりたいなと。


という考えの私は、
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このようなスタンスを持っています。

身体の使い方を覚えずに、卓球の専門動作が上手くなれるのか?と。







この曲、缶コーヒーのCMで聞いたことあるのでは?

当記事のテーマはこれです。

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動画を再生しながらお読みください。








力を発揮する際、筋力など「自身の力」だけに着目されている方は多いのではないでしょうか?

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こういうところばかりに目が行ってしまい、「筋肉付けなきゃ強い球打てねぇ!」という発想に辿り着く方も少なくないでしょう。
(日本トップクラスレベルの“速い球”だったら、間違いないのでしょうが。)


しかし、画像の筋肉達磨たちは、地面反力や重心移動などといった「自分外の力」を活用するスキルにも長けています。

卓球王国の「脱・手打ち」特集では、「地面反力を利用してスイング動作に繋げる」という概念が中国卓球には存在すると書かれています。
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ティモ・ボルのフットワークもしかり。

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次に重心移動。

よく体重移動と重心移動が混合されがちですが、全く違います。


↑20分以上ありますが、詳しく説明しているので時間のある人には見ていただきたい。

この動画より分かりやすい(笑)



個人的には、下の動画の鬼木祐輔さんという方が出版されている



という本が、「重心移動」の感覚を理解するのに最適だと感じました。

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WRMの重心移動動画は、腰を回すなどの動作で説明しているので分かりにくい。まずは「一方向に進む」というシンプルな動作で感覚を知ることが先決でしょう。


また身近に「重心移動」を知ることが出来る簡単な実験をひとつ。


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結果だけ見たい方は、1:00から見てください。


この実験の理屈はコチラ


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これは、高い位置に重しを乗せることで「重心を横方向に移す」動作の感覚を養うという狙い。

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脚に直接ウエイトを付けることで、足を上げないようにし、蹴って身体を移動する「体重移動」を制限させようという意図。


フットワークひとつ取っても、地面反力や重心移動といった「他所からの力」を活用している。
(※全く筋力を使っていないというワケではない。地面反力や重心移動といった「外力」、筋力などの自身の「内力」を使う比率が異なるっていう話。)


地面反力や重心移動を上手く貰わずにフットワークをするっていうのは、まさに額に指を押さえられたまま頑張って立とうとしているようなもの。
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いかに効率の悪い状態でスポーツ動作を行おうとしているか理解出来ますよね?



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こんな「The 筋肉!」みたいな輩でも、地面反力や重心移動といった

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ということを当たり前に行っている。
その土台の上にフィジカルが乗っかっているのであって。

その感覚を知らずに筋肉だけでオイショオイショと一歩一歩地面を踏み締め蹴りながらフットワークしているのは、ポンコツ層の方だったりしませんか?
無駄にバッタバッタと脚を動かしていませんか?心当たりありませんか?



時には(いや常時!)誰かの力を借りて、卓球してみませんか?

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が、紹介されています。

そのくらい、上手い人にとっては「当たり前」の事なんでしょーね。

先に結論から申し上げますと、

↑2分ちょっとの動画なのでご覧になってください。見る価値があります。

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↑これが出来ていれば、

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『ペタッ』で構わないと考えています。
あくまで“接地出来ているかどうか”だけで判断する場合はですね。
もしかしたら、足指を曲げる(屈筋に力を入れる)ことでバランスを安定させるための筋肉も働く…といった要因があるのかも。



私も普段の歩行から「足指で地面を噛む」ことを強く意識していたことがあったのですが、
そのことばかりに意識が向きすぎて、逆に歩き方がぎこちなくなり疲れてしまったことがあります。
(説得力のない言い分ですね、すみません。)

どちらかというと、足裏に体重を乗せる位置を調整して「自然と8点が接地出来ている」ようにする(身体に染み込ませる)べきじゃないかと、感じています。

大きく体勢が崩れていない限りは、
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で、足裏8点を接地させるべきだと。



過度に
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とし“過ぎる”ことで、


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下二枚の写真のように、母指球または小指球が浮いてしまう恐れがあります。
足指5点を曲げてしまうことで接地面積の広い箇所が浮いてしまうと、かえってバランスが取れなくなる。

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※分かりやすくするために母指球・小指球を大袈裟に浮かせています。
しかし、この動画のように一見接地出来ているように見えてもほんの少し浮いているだけで、「支持性が取れていない」ことになります。
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ちなみに、足指が曲がったまま関節が固まり伸ばすことが出来ない状態をハンマートゥと言います。



ただし、卓球の連続した動きのなかでは常に足裏全体が接地していることはなく、
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このように足指だけで身体を支えないといけない状況も起こります。

そのときは、
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この力が求められるのではないでしょうか。



身体のバランスが大きく崩れたり、

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このような凸凹でも接地面積を確保するために足指で噛ませる(足指で掴む)ようにするのが、足指本来の役割であり、整地でバランスを安定して取れているところで意識的に「ギュッ!」とするものでもないと考えています。


この足指の機能を高めるバランスボードが在ります。面白いですよ。






また、足指の機能を高めるために足袋を履いてトレーニングをされているアスリートもいらっしゃるようで。

西武のおかわりくんが辞退したために(間違いなくベストナインに選ばれる程の成績残してるんだから出なさいよ)、代わりに侍ジャパンのサードで入っているアーツヲォー!は二軍時代地下足袋でバッティング練習してたそうで。
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一昨年?くらいに甲子園で優勝した、花咲徳栄も地下足袋でバッティング練習やってるんだって。



ちなみに、WRMのがねさんhitoeという足袋シューズを履いて姿勢が改善されたようです。
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私も普段履きにビブラムファイブフィンガーズ、家ではメルカリで購入した安物の足半布ぞうりを愛用してて、
左足小指の寝指が改善しつつあります。


前回の記事で、
卓球における前傾姿勢で地面反力を貰う際には、パワーポジションの状態で「ピタッ」と止まる(固定する?)ことが大事だと説明しました。

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地面からの衝撃(地面反力)が加わったときに、いかにパワーポジションを保持出来るか?
ということですな。


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その際に、スクワットポジション(=パワーポジション)が崩れずバランスを取るための要素として挙げられるのが、足底の安定です。


脱・手打ち特集に足指のことが書かれていたので便宜上、足底の安定についてのみ取り上げます。
下半身の安定は、中臀筋等の筋力や、膝の向き……などの要因が複合しています。




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身体を支える支持基底面を広げるために、

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一脚(一点)でカメラ(身体)を支持するよりも、

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二脚を使ったほうが、カメラは安定。

二点で身体を支えるよりも、

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三脚のほうが安定しますよね?
子供の運動会で狭いなかスペースを取らずにカメラを安定させるには一脚が最適ですが、じっくり腰を据えて撮影するときは、三脚がベターですよね。


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足(接地箇所)が八つあったほうがいいかも。

※両足で支えるから、単純に支持点は二倍になるかな?片足だけ接地してない箇所があるかもしれないけど。





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母指球、小指球、踵、足指5本の計8点の接地面が在りますが、
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実験として、8点全て接地させた場合と、
その内の何点かのみで身体を支えた場合とでバランス能力の違いを感じてみてください。

普通に立っているとき、
スクワットをしてみたり、
片足立ちしたり、
片足スクワットをやったり。


何点接地しているときが、安定していたでしょうか?








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地面反力を貰う際には、パワーポジションで止める(下半身が潰れない)ことが重要です。

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そのためには、なるべく多くの接地箇所を増やして支持基底面を稼ぎましょう。

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これが、足の裏と地面反力の関係性なのだと考えています。


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