皆様は、肉じゃがの起源をご存知でしょうか?



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「デミグラスソースが手に入りにくいから、醤油で代用した」っていうのが有力な説らしいのですが、私にとっては都合が悪いので、今回は知らなかったことにしてください。




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このマンガを使って、「身体感覚の共有」について説明しますと…



TOGO
「肉とじゃがいもを、(デミグラスソースで)煮込んだのがシチューってやつだわ!」

料理長
「肉とじゃがいもを、(醤油と砂糖で)煮込めばいいのですね!」

⇒結果、肉じゃが
   TOGO「シチューじゃねえじゃん!」



卓球上級者
「下半身の力(大臀筋・ハムストリングス)で打ちましょう。」

草の根層
「下半身の力(大腿四頭筋)を使えばいいのですね!」

⇒結果、強い球が打てない
    上級者   「なんでやねん」
    草の根層「なんでやねん」



という風に、互いの感覚を共有していないために、発信側の意図が明確に汲み取ってもらえないという不都合が起きてしまいます。


いかがでしょうか?

抽象的な表現で「誰にも分かりやすく」説明するが故に、「どうとでも受け取れる」ことで感覚が合致しない恐れがあります。
いや、「恐れ」ではなく、現在進行形で起きていることでしょう。


ここで、東郷平八郎が何も言わずともデミグラスソースを用意出来るような人が、「天才」と言われる部類の人間だと思っています。
指導者は、デミグラスソースの存在を明示することが大切ではないでしょうか?